輸入住宅といっても輸入先で工法が異なる

輸入住宅といっても輸入先で工法が異なる

輸入住宅は海外で建てられている家づくりを住宅資材を輸入して、様々な種類がある輸入住宅のスタイルに合わせて施工する住宅のことです。
映画や雑誌などで取り上げられるアメリカスタイルや、北欧スタイルなどが人気を集めています。
デザイン性の高さだけではなく、例えば北欧スタイルの住宅は寒さに強い家が特徴的です。
寒い気候に合わせた断熱性の高い家をつくることが出来ると、機能面で輸入住宅を選ぶという人も多くいます。
ただ輸入住宅といっても、住宅資材や設備などを輸入する先によって工法が異なります。
日本では木造軸組工法といわれる、柱や梁を軸として構造を考えるのが主流です。
アメリカスタイルの場合、面と面を組み合わせるやり方で家を建てます。
北欧スタイルの主流になっているのが、パネルを予め作っておきそれを現場で組み合わせていく方法です。
面と面を組み合わせていくことで、地震などの外からの力にも強い特性があり災害大国の日本でも快適な暮らしを求める人達から注目されています。

輸入住宅の代表的なタイプである北米系と北欧系について

輸入住宅とは建築資材の約60％以上で輸入製品を使用した、海外設計の思想をベースにしている住宅を指します。
また工法についても、伝統的な日本建築が柱や梁といった線で施工していくのに対して、輸入住宅では2×4工法やパネル工法のように面で施工していく点に、大きな違いがあります。
ただし一口に輸入住宅といっても、そのタイプは幅広く多岐にわたります。
その中でも大きく分類するならば、特に北米系と北欧系が代表的なタイプと言えるでしょう。
前者は19世紀にヨーロッパから渡ってきた移民が、それぞれの出身地やライフスタイルをベースにしながら、アメリカの気候や風土に合わせた、デザインや機能が特徴。
華麗で堅牢なアーリー・アメリカン・スタイルなどは、その代表格と言えます。
他方で後者は主にフィンランドやスウェーデンの住宅をベースとしており、木材の質感を大事にした重厚で素朴、そして自然との一体感のあるデザインを特徴とします。